The END
2013年7月21日
東京シティ・バレエ団45周年記念公演「トリプル・ビル」本日終演いたしました。
私は、今回ジョバンニ・ディ・パルマさんと木村規予香さんを招いての「ベートーヴェン交響曲第7番」に出演しました。
6月から始まったリハーサルですが、あっという間に7月になり、本番を迎えていました。
ジョバンニの細やかで熱心な指導から、ウヴェショルツの作品に対する想いやウヴェショルツの魂が伝わりました。
「Try one more time! You can do it even better」とこの他にも、ダンサーのモチベーションを上げる言葉をたくさんたくさんかけてくださり、私を含めバレエ団のみんなもすぐにジョバンニを大好きになりました?
音楽を踊ること。
踊りは常に音楽と共にあるべきだと思ってはいますが、本当に難しいことです。
ベートーヴェン交響曲第7番を振り付けたウヴェショルツはやっぱり天才だなぁと感動しました。
終演後の鳴り止まない拍手と終わらないカーテンコールがとても嬉しく、と同時に夢のような時間ももうあと少しだなぁと寂しくもなりました。
ジョバンニと規予香さんも終わった後に興奮して「良かった!良かった!」と喜んで下さり、この瞬間のために、今までやって来たんだな。と涙が溢れました。
今まで、踊るということは「自分のため」だと思っていましたが、誰かのために踊るってこういうことかな?と気付いた気がします。
どんな時にもジョバンニの顔を思い出すと強くなれます。
ジョバンニの言葉とウヴェショルツの魂を忘れずにこれからも踊ります。
たくさんのことを気付かせてくれ、たくさんのことを学ぶことができ、本当に幸せな時間でした。